俳句ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会

俳句ユネスコ無形文化遺産推進協議会

無形文化遺産とは

遺跡や建物などの不動産が対象の世界文化遺産と違って、無形文化遺産は、人から人へと継承される芸能・祭礼・伝統工芸などが対象。
文化遺産とは、遺跡や建造物のようないわゆる有形の文化遺産のみを指す概念ではありません。伝統的な音楽、舞踊、演劇、工芸技術といった無形の文化も、有形の文化遺産と同様にその国の歴史、文化、生活風習と密接に結びついた重要な文化遺産です。

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俳句の文化と歴史

日本には、和歌などの詩の長い歴史があります。その流れの一つに、複数作者の共同による連作形式の詩の様式である連歌という詩型があります。16世紀になると、その連歌から、俳言(和歌・連歌には用いない俗語・漢語)を取り入れた俳諧連歌(俳諧、古典俳句ともいいます)と呼ばれる詩型がさらに派生し、芭蕉、蕪村、一茶などの世界的に有名な俳人を輩出しました。

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ユネスコに登録する意義

HAIKUは、詩の門戸を多くの人に開かれたものにしています。さらに、HAIKUという詩型は、身の回りのものごとをじっくりと観察し、感じ、味わい、自分で考える、という行為を強く促します。その結果、HAIKUは多くの人たちが本来人間として持っている想像力をさらに豊かにすることに貢献していると言えるのではないでしょうか。

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海外でのHAIKU

今や世界中に俳句の愛好者がいます。西洋では「HAIKU」、中国では「漢俳」とも呼ばれ、二百近い国・地域において二百近い言語で俳句が作られるほどの世界的な広がりを見せています。広がりだけではなく、俳句は世界各地の文化に浸透し、根付いているとも言えます。例えば、日本以外のさまざまな国の初等・中等教育で「HAIKUを作ること」が普通のカリキュラムとして取り入れられることももはや一般的です。

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