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俳句の文化と歴史
日本には、和歌などの詩の長い歴史があります。その流れの一つに、複数作者の共同による連作形式の詩の様式である連歌という詩型があります。16世紀になると、その連歌から、俳言(和歌・連歌には用いない俗語・漢語)を取り入れた俳諧連歌(俳諧、古典俳句ともいいます)と呼ばれる詩型がさらに派生し、芭蕉、蕪村、一茶などの世界的に有名な俳人を輩出しました。
海外でのHAIKU
今や世界中に俳句の愛好者がいます。西洋では「HAIKU」、中国では「漢俳」とも呼ばれ、二百近い国・地域において二百近い言語で俳句が作られるほどの世界的な広がりを見せています。広がりだけではなく、俳句は世界各地の文化に浸透し、根付いているとも言えます。例えば、日本以外のさまざまな国の初等・中等教育で「HAIKUを作ること」が普通のカリキュラムとして取り入れられることももはや一般的です。